コラム烏丸二条発

試験の採点表

[掲示日:2010.02.03]
この時期、毎年のことですが、試験の採点業務があります。非常勤講師で担当する授業の成績評価のためのものですが、400枚を超える答案に目を通し、それを評価し、採点表に書き込んでいく作業は、のべ20時間近いものになります。本来業務の合間をぬって、休日を使って、作業を継続していくわけですが、なかなかの大仕事です。採点表を完成し、教務課に提出してやっと一息つけるというものです。点数があまりにも高くなってもいけないし、あまりにも辛くなってもいけないし、学生にとっては単位がつくかどうかにかかわるわけで、そのさじ加減がむつかしいところです。名前を覚えた学生の答案の場合、その学生の顔が浮かぶこともあります。留学生が見事な日本語で答案を出してくるのに驚くこともあります。卒業のためにどうしてもこの単位が必要なのだというメッセージが添えられたものもあります。だからといって公平な採点をくずすわけにはいかないわけで、複雑な思いで採点表をうめていくことになります。しかし、この作業で一番大きな評価事項は自分の授業がどうであったかということです。どうしてこのことがわかってもらえなかったのだろうか、問題の出し方が悪かったのだろうか、などなど、学生の答案をみながら自己評価をしていくことになります。これではとても「A」はつけられない、「C]というのはいかにもきびしい、やっぱり「B」か、といった思いを持ちながら、採点表を仕上げていくのが毎年のことであるようです。